第10回いわて銀河100kmチャレンジマラソン敗戦記【当日編/課題編】

(これを書いているのが第11回大会の後というのが非常にアレですが…まずは振り返りとして敗戦記からちゃんと書きます(^^;;)

【準備編】に引き続き、この記事では当日どうだったかということと、敗戦から見えた課題について。

【当日編】なめとこの山は甘くなかった…

1:00AM起床。まずはコンビニで購入した焼きうどんを胃に詰め込み処方されたロキソニンと胃薬を投入。膝にキネシオテーピングを施す。そして注射器型の注腸軟膏(レクトス注腸軟膏50mgという鎮痛・解熱・抗炎症剤)を尻にブスッと…orz その後ホテルをチェックアウトし、2:00AMに北上駅前からシャトルバスでスタート会場である北上総合運動公園へ。

フォロワーさんたちと合流、写真撮影やら準備やらをして4:00AMのスタートを待ちました。エヴァとかクレオパトラのコスプレランナーさんもいてびっくり(当然一緒に写真を撮る(^^;;

4:00AMスタート。

【1-10km】
まずは陸上競技場を1周ちょっとして運動公園内を走ってから公道へ。あれ、なんかこの時点で何やらカラダが重い。ペースは行けるところまで7:30/kmを維持してゆっくり進む戦略。序盤すぎるので当然ペースは維持できるんだけど、このペースで5kmも進んでないのに何故か心拍数が140を超え始めて何やら怪しい雰囲気を感じる。いつか回復するかなと期待しつつペースを維持。

【10-20km】
相変わらず心拍数はペースの割に20拍くらい高めの数値だけど気にせず歩を進める。細かいアップダウンがあるので膝に気を使いながらダメージを最小限に抑える走り方を意識。ペースはほぼ予定通り。

【20-30km】
ゆるーい登り基調となり心拍数がさらに上昇するも気にしないことにして進む。途中、前を走っていたランナーさんの急なコース変更を避けるため膝をカクッとやってしまうが、違和感は出たものの薬のおかげか痛くてはしれないというほどではなし。
しかしエイドでシャリ玉とドリンクを補給して走り出したら急に横隔膜が痙攣して激痛。そのごリタイアするまでしゃっくりとの戦いとなる。走ると痙攣が出てマトモに息が吸えなくてキツイ。いつか回復すると信じて頑張ってペースを維持する。

【30-40km】
なめとこラインの本格的な登りを前にする35.4km地点のエイドでついに一緒に走っていたフォロワーさんたちについて行けなくなり一人旅を開始。後ろから来たフォロワーさんに声をかけて頂いて元気をもらい、頑張ろうと走り始めてもすぐ止まる有り様。上り坂で呼吸が乱れるところは横隔膜の痙攣で息ができずほぼ歩き、下り基調の部分だけチョコチョコ走るを繰り返して何とか前へ。後続のランナーさんたちにどんどん抜かれていくけど回復したらまた抜き返してやる!と思いながら。しかしどうしても呼吸がままならず、吐き気も出始める。

【40-50km】
本格的な登りとなりほぼ全部歩き。途中で少し吐いて胃はスッキリしたものの、横隔膜は5歩に1回くらいの割合でビクッとなるので全然走れない。フルマラソンでもこんなことにはなったことがないので原因も対策もわからず途方に暮れながらなんとか前へと歩を進める。少しだけ現れる下りだけチョコチョコ走っていたら薬の効果が切れ始めたのか左膝の痛みも徐々に出てきた。でも横隔膜さえどうにか回復してくれたらまだ走れるハズ…。雨も降り始め寒く感じ始めたのでゴアテックスのレインウェアを着込んでカラダを温めようとするも何故か体温も上がらず。こりゃマズイと思い始めたのがこのあたり。

【50-57.5km】
いわて銀河コースの前半の山場である急な坂登りのあと、これまた名物のトンネル区間。事前にトンネルは寒いぞと聞いていたのでレインウェアを着込んだままで歩くが横隔膜の痙攣と左膝の痛みが強くなりトンネル内も走れずどんどん悪寒が強くなる。補給できなかったからか手の指から出始めたシビレが肘あたりまで到達、あぁこれはハンガーノックの初期症状だと思いつつ、でもどうにもならない。だって食えないんだもの。トンネル内は真っ暗で油断すると他のランナーにぶつかりそうになるので気を使うが、そもそも余裕が無い…。歩いてるだけなのに心拍数も160を超えていて明らかに体調がおかしい。160なんて歩いていて到達する心拍数じゃないのに…。

【そしてリタイア申告】
長くて寒いトンネルをヘロヘロな歩きで抜けた直後にある57.5kmのエイド。ここで倒れこんでいる人たちを見て、自分も少し休んで心拍と横隔膜の回復を図ろうと判断。寒くて仕方ないので毛布にくるまって10分ほど横になる。
10分後に設定したアラーム。鳴ったけど全く体調が変わらないし、10分も横になったのにまだ心拍数が150弱。これはどう考えても体調がおかしい。そしてかなり歩いたこともあって、この時点で時刻は12:45。約10km先の第二関門まで残り55分。この体調だとどう考えても間に合わない。体調と関門時刻両方を考えたら、もう絶望感しかなくて心が折れてしまった。
結局ここでシューズを履き直すことなくリタイア申告して収容バスに乗ってしまった。

【リタイヤ〜ゴール地点】
収容バスに乗ってコース上を移動。先に行ったランナーさんたちが苦しそうななか戦い続けてるのを見て本当に自分が情けなくなり涙が出た。たとえ次の関門まで間に合わなくても自分でやめず前に進むべきだったんじゃないか、なんで自分で諦めちゃったんだ、関門とか最後尾の収容車に止められるまで歩いてでも進めただろう、と。
66.5kmのレストステーションで預けた荷物を受け取り、また収容バスでゴール地点まで戦い続けてるランナーさんたちを見ながら帰る。本当に情けなくて打ちのめされた気分だった。
ゴール地点まで戻って、完走証ではなく「ここまで走った証(リタイアするまでの距離証明)」をもらう。悔しくてあまり見てないので名前が分からない。着替えを済ませて外にでると、大歓声の中を次々にゴールするランナーさんたちが。もう眩しすぎて見たくない。絶対にリベンジすると心に決めて早々にシャトルバスで会場を後にした。
応援してくれた家族や友人、SNSの仲間に報告するのが辛かったけど、カラ元気を出して明るく来年リベンジしますと伝え、風呂でまた泣いた。

100km完走するための課題…

結局、はじめての100kmウルトラマラソンへの挑戦は半分ちょっとの57.5kmでのリタイアで終わってしまった。完走するために何が足りなかったのか。悔しくて「全てが足りなかった」で終わらせたら次もないので、具体的に課題を潰す必要があるわけで…悔しい中から絞り出した課題を挙げる。

  1. 膝の故障
    直前に膝を故障したことは本当に痛かった。通院を先延ばしにして対策が遅れたのも痛かった。
    練習メニューを見直し、故障しない範囲でしっかり走りこむことが必要。故障を抱えたまま100kmは走れない。
    心拍や横隔膜の痙攣、吐き気などもひょっとしたら薬が一因だったのかもしれない。
    また、故障しないフォームを身につけることが最重要と感じた。趣味としてランニングを長く続けるためにも足に負担がかからず効率的なフォームを身につけなければならない。
  2. 補給のマネジメント
    特に前日からの食事など。僕は普段から朝ラン主体なので胃にモノが入っている状態で走るのに慣れていない。100kmは補給しながら走らなければエネルギーが持たないので、食べながら走ることに慣れるのと、負担がかからないよう小まめにマネジメントしながら補給する戦略が必要になる。
  3. ウルトラに耐えうるカラダ作り
    膝の故障の影響もあったが、そもそも100km挑戦の前にフル以上の距離の練習を1回しかできなかった。超長距離を走った時に自分のカラダがどういう反応をするのか知っておくためにも、練習である程度の距離を走ることが重要だ。
  4. 断固たる覚悟
    収容バスに乗っていて自分に最も足りないものはコレだと思った。
    絶対に自分から諦めず最後まで前に進む覚悟。コレがないと自分との戦いにまた負ける。そう思った。
    あの悔しさを二度と味わいたくない。

総括…

…というわけで、2014年の第10回いわて銀河100kmマラソンの敗戦を振り返ってみた。正直、SNSでフォロワーさんが次々とウルトラマラソンを完走するのを見て、自分もできるんじゃないかと勘違いしたのが痛かった。いや、できるんじゃないかと思うところは別にいいんだけど、そのための準備が不足していたということだ。

この記事を書いている時点で第11回大会はもう終わっているので、その時点でないと分からない気持ちも多少入っているかもしれないけれど、これにて総括としたい。

このリタイアから1年間は、フルマラソンの記録更新の優先度が下がり、銀河100kmを完走するための練習をメインにやることとなった。そのあたりはまた次の記事にて(^^;;

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About T.Nomura
2児のパパ。子供の写真を撮るのが好き。 興味:ランニング/サッカー/写真(EOS7D,iPhone)/自転車/育児/ 減量目的からランニングにハマる。朝ラン3年目。目標サブ3.5&ウルトラ(100km)完走。

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